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「星野村のもう一つの星」Y君からのメッセージです。
「努力は不可能を可能にする」を信じて
私は現在宇佐市に居住し、株式会社T産業に勤務しています。昨年五月に高校二年時、三年時に担任をして頂いた高橋先生から「君に関する事を書かせてもらいたい」との話があり快諾はしましたが、まさか連載になろうとは思いもしませんでした。自分が今までやってきたことを改めて振り返ることが出来て良かった反面、今後の自分の行動に対する多少の重圧も感じています。
さて、私が勤務するT産業の将来はバラ色の様に描写されていましたが、決してそうではありません。平成五年に創業したばかりの小さな企業です。今後伸びる要素はもっていますが競争も益々激化し、気を抜いたら敗者になる可能性もあります。お客様が求めるモノは時代と共に変化しますからそれに対応させて行くのは大変です。まさに毎日が期待と不安の連続です。転職を決める際、「長年勤めていた国際証券を辞めてまでもやる仕事なのか?考え直した方が良いのでは?」とたくさんの方々に言われたのも事実です。その時、「挑戦するぞ!」と決意し、行動し始めたからには今は前進するしかありません。険しい山の頂上を目指し、まだ登り始めたばかりです。とにかく一日一日を大切に一生懸命仕事に励んでいます。
T産業は「高齢化社会に対応し、健康と福祉を考える企業」を目指し、昨秋、新種のキノコ「ヤマブシタケ」も生産・販売を開始しました。このキノコは、ガン、ボケ、糖尿病などに効能を発揮する二十一世紀のキノコであると、キノコ博士として著名な水野卓先生(静岡大学名誉教授)も激賞されており、社運を賭けた事業でもあります。私は現在、人助けを兼ねて、この驚くべき薬効成分を含む「ヤマブシタケ」を一人でも多くの方々に知って頂こうと、PRや販売促進のため飛び回っています。
日本経済は、バブル崩壊の後遺症からなかなか抜け出せず、煽り(あおり)が地方の隅々にまで押し寄せています。どこの自治体も英知を絞り、明るい将来設計図を作成していますが、現実は厳しいです。何事も一足飛びには出来ないので、皆で力を合わせ一丸となり、強い信念と明確なビジョンを持って、一歩一歩進んで行く事が大切だと思います。私も微力ですが近い将来、郷土に少しでもお役に立つ事が出来るようにと考えています。
「人の行く裏に道あり花の山」という相場の格言があります。他とは違う事、或いはまるっきり逆の事をやるのは本当に勇気がいるものです。しかし様々な困難を乗り越えて行く過程、そして目標へ到達した時の充実感や満足感は何物にも代え難いと思います。
私は今後ともたくさんの方々と接点を持ち、新しい事にチャレンジし、自分が出来る事は何なのかを必死で見極めたいと思います。一人では何も出来ません。今の自分があるのは十八年前大阪へ出る事を許してくれた母、そしてその後色々協力してくれた弟のお陰だと思っています。
二十一世紀も始まったばかりです。皆様も夢と情熱を持ち、時には殻を破って行動してみてはいかがでしょうか。最後に私の好きなサミュエル・ウルマンの「青春」という詩の一節を贈ります。
「青春」とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。逞しき意志、優れた創造力、炎ゆる情熱、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時初めて老いがくる。
読者の皆様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
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