アロマテラピー
牧坂
 花や若葉のきれいな季節になりました。外はすっかり春…。森林浴をしていると、とても心地よく感じられます。樹木から放出される成分には、私達の心を癒し、快適さをもたらす成分が含まれているからです。また緑色というのは、波長でいうと赤と青の中間にあり、視覚的にも安定感やバランス感を与えてくれる色です。
 ところで脳には左脳と右脳があります。左脳は理論や分析、言葉や計算能力を司る・・・というデジタル的な働きをします。一方右脳は直感や情緒、芸術的センスを司るアナログ的な働きをします。現代社会はまさに左脳型文明で、すべてが効率化、機械化、デジタル化されていますが、それと同時に環境が破壊され、ストレスによる病気も増え、人心の荒廃、それによる犯罪など、たくさんの問題を抱えています。これだけ発達した社会ですが、何かが違っているような気がします。
 そして、今私達に必要なのは、知能だけではなく、豊かな心、柔軟性や共感性、自分自身を知りきちんと統制できる強い精神力なのです。それには直感力や認識、情緒、芸術を司る右脳を活性化させ、右脳と左脳のバランスをとることが大切だといわれています。
 アロマテラピーは植物の有効成分を使って、心と体を健康にする手助けをするだけでなく、嗅覚を使って匂いをかぐことで、大脳を直接刺激するため、脳の活性化にも役に立ちます。
そのため認知症の予防や改善だけでなく、記憶力のアップにもつながります。そしてアロマ効果でリラックスすることは心に豊かさを取り戻し、まさに右脳の活性化に効果があるのです。
 また、香りを漂わせていると、職場や会合の場などでも疲れにくいということが実証されているし、アロマをやることで年齢とともに衰えてしまう嗅覚が回復し、免疫力のアップにもつながることが分かっています。植物の成分はちゃ〜んと身体に作用しているのです。ストレス社会で、今や4人にひとりがうつ病といわれている現代、心と身体の両方に働きかけるアロマは、今注目されている予防医学としてだけでなく、深刻化している心身症のケアに大いに役立つと思います。特に年度始めであるこの時期は環境が変わった人も多くストレスがたまって心身に影響が出やすい時期です。自分をいたわる時間を必ず作って、力強く芽吹いている若葉に負けないよう、元気に過ごしたいものです。少しずつ、アロマな生活を取り入れてみてはいかがでしょうか…。

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