星のふるさとだより
Akiba
 オグラコウホネという植物をご存知ですか。星野村の麻生池に群生するスイレン科の水生植物です。実はこの植物、県指定の天然記念物で絶滅危惧種にもリストアップされている貴重なもの。コウホネとは「河骨」と書き、長く伸びた地下茎が白骨のように見えることからこの名があります。「オグラ」のほうは、京都の巨椋池で最初に確認されたことによるそうです。
 こんないかつい名前の植物ですが、毎年ゴールデンウィークから10月頃にかけてとても可愛らしい黄色い花を咲かせます。冬の間、麻生池の湖面にはオグラコウホネの影も形もありません。ところが4月半ば頃から浮葉が徐々に顔を見せ始め、あれよあれよと思う間に水面を覆い、最初は赤茶色だった葉の色が光を浴びて緑色に変わり、続いて花のつぼみが次々に頭を出します。毎日湖面の様子が変わっていくのが面白く、デジカメで写真を撮り、池の山キャンプ場のホームページ http://www.hoshinofurusato.com/camp/に「コウホネ日記」を掲載することにしました。機会がありましたら、ぜひのぞいてみてください。
 可愛らしいのは、その花の付き方。くっと伸びた茎の上に直径3〜4cmの花がちょこんと乗っている。まるでコブシを突き出したような感じ、というか、水中に剣山があってそこに刺さっているみたい。その様がなんともコミカルで可愛いのです。いま、今年最初の花が盛りを迎えています。
 シャクナゲやツツジのような華やかさはないけれど、麻生池の半年を可憐に彩るオグラコウホネ。私は大好きです。麻生池へのアクセスは…八女方面から県道を上ってくると、JA星野茶販売所の先に点滅信号があります。右折して道なりに坂道を登っていくと、左手におばしゃんの店清流、右手にレストラン湖畔。湖畔の奥にたたずんでいるのが麻生池です。

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