アロマテピー
牧坂
 会社勤めの方、自営業の方、育児や家事、介護中心の生活の方・・と誰もがそれぞれ忙しく仕事をしていてみんなが何らかの形でストレスを感じています。そしていかに時間を有効に使って上手にストレスと付き合っていくかは大きな課題でもあります。
 もちろん生活のパターンによって対処の仕方も変わってきます。例えば、デスクワークが中心の人は肩こりや目の疲れに対するケアが必要です。ローズマリーやペパーミントでのマッサージ、目にはラベンダーの冷湿布、むくみにはグレープフルーツのマッサージやアロマバスなどがおすすめです。営業など外で人に会う仕事が多い人はラベンダーやベルガモットでリラックスしましょう。マグカップを使った蒸気吸入でもいいし、ハンカチに精油を1滴垂らしておくのも便利です。その他会議ならばローズマリーやレモンを使うと集中力アップの効果があります。職場でのタバコの匂いが気になるときはペパーミントの精油を使います。ハンカチやマグカップに1滴、それから机の拭き掃除をする際バケツの水に精油を1,2滴落とすのもいいですね。メンタルケアとして自分の好みの精油を使ってスプレーを作っておくのも気分転換ができて便利だと思います。風邪やインフルエンザの季節ならユーカリやテイートリーを使うと空気の浄化にもなります。あとは休憩時間や自宅で、そして休日に上手にリラックスして充電ができればいいかと思います。
 ところがそうもいかないのが自宅にいて24時間体制で育児や介護をしている人たちです。小さな子や高齢の方がいっしょなので香りにも配慮が必要です。芳香浴なら濃度に注意し、できれば相手に香りの好みも確認しましょう。両者にとって心地いい香りならばお互いがリラックスできます。みんなが好む柑橘系や空気清浄効果のあるユーカリやテイートリーも上手に取り入れましょう。さらにリラックスできるよう自分の時間を作りたいものですがこういった人たちにはなかなか難しいようです。特に在宅介護をされている方の悩みは深刻です。病人をかかえ、目が離せず自分の時間も作れない、食事をせっかく作ったのにあまり食べてもらえないこともあります。生活のリズムも相手に合わせ、自分の食事は不規則になったり夜中に排泄のお世話をすることもあるのです。そして相手が寝たきりで痴呆があったりするとこれだけエネルギーを費やしているのに「ありがとう」さえも言ってもらえない・・・。本当に時間もエネルギーもとられ、慢性疲労、肩や腰などの体の不調、イライラや抑うつ状態の方も多いと聞きます。介護についてはまだいろいろな課題があるようですが、これからは介護をする人たちのケアもどんどん必要になってくると思います。そしてなかなか外出もできない人たちこそ香りを使って気持ちの切り替えができるアロマテラピーは最適ではないでしょうか。
 大変かもしれませんがまずは5分でも10分でも自分の時間を作り読書やおしゃべりなど自分のためになにかやってみましょう。その時に香りを焚いたりハーブティーを飲んだりもできます。手浴や足浴・ハンドマッサージなどもいいと思います。おしゃれも楽しみとにかく自分のケアをするのです。また生活のリズムにメリハリをつけるためにリフレッシュ系の香りとリラックス系の香りをうまく使い分けてください。あとは周囲の協力も大切です。介護はひとりではできません。不慣れな方でも眠っている病人に代わりについていてあげることぐらいはできます。介護施設を上手に使うだけでなく時には信頼できる人に頼んで外出できるようにしたいものです。
 私も身近に介護中心の生活をしている人がいます。二人の育児もありあまりたいしたことはできませんが、食事の差し入れをしたり、いっしょにお茶を飲んだり買い物に行ったりと少しでも気分転換のお手伝いができれば・・と思っています。

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