清流の蛍合戦

八女郡黒水町
(画)樋口 保
(文)江下 淳
 無数に点滅するホタル、低く飛んで川面を照らし、高い光は夜空の星と見まごう。川のせせらぎを聞きながら、優雅なホタルの乱舞は詩情豊かな夢へ誘われる。
 かって矢部川流域と流れのある所は、どこでもホタルが生息していた。今では辺春川と日生野川、矢部川本流の一部分になっている。農薬や生活排水による水質汚濁などで川岸から幼虫が全滅しかけているからである。八女郡立花町は、「ほたる保護条例」で町全域を指定して、自然保護と増殖を図っている。矢部川と支流の川がホタルの里と呼ばれるよう心掛けたいものである。
  草の葉を落るより飛ぶ蛍かな(芭蕉)
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