八女の茶畑、八女中央茶園

八女市忠見大字本
(画)鹿田光子
(文)江下 淳
 総面積100ヘクタールの茶園が小高い山地の八女丘陵上に広がっている。山頂から筑後平野が一望でき、すばらしい眺めである。茶畑の間に防霜羽根が取り付けられ、気温5度には自動的に羽根が回転する。このような規模の茶園は八女地方の各所で見られる。これも茶の成育条件に適した自然環境があげられている。
 八女茶は香りがよく、濃厚でまろやかな味をもち、渋みが少ない。とくに高級茶「玉露」の生産量は全国の55%を占めている。
 八女茶の発祥は、約590年前に八女郡黒木町笠原の霊巖寺を建立した僧栄林周瑞が、この地域に茶栽培・製茶法を伝授したのが始まりという。昭和45年ごろから、近代的経営形態のパイロットファームによる規模拡大が行なわれ、栽培・製茶の技術研究と質の向上へたゆまざる努力がなされている。
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