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グリーントマトの子育て日記
空気の匂い
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8歳になる下の子が、先日こんなことを言い出した。
「日曜日の空気って優しくて暖かな匂いがする。でも平日は濁った空気の匂いがするよ」と・・・。日によって匂いが違うのかな?と、不思議に思った私は、いろいろ思い起こしてみた。考えてみれば、日曜日は私自身がゆっくりと子どもに接している。平日はといえば、朝から「早くしなさい!」と急かし怒りながら学校へ送り出し、夕方は仕事から帰ってきてバタバタと夕飯の用意をしている。「宿題した?」「早く寝なさい」と、寝るまで口うるさい。もしかしたら、子どもは私の接する態度を空気の匂いとして感じているのかなとハッとした。
そして子どもは付け加えた。
「でもね、おばあちゃんちはいつでも優しい暖かな匂いがするよ」
ゆとりを持って大きく子ども達を包み込んでいるおばあちゃんの存在は、やはり子どもに伝わっていたのだ。毎日が優しく暖かな空気でいられるようにしなきゃ・・・と、反省した私。慌しい日々をただ送り過ごすだけの毎日の中、久しぶりに子どもと外を散歩してみると、ぷーんと梅花の香り。春の空気の匂い、楽しいことが始まりそうな匂いだ。何だか嬉しくなった。心を研ぎ澄ませていれば、空気の匂いはこんなに感じれるものなんだと、子どもに教えられたような気がする。
(志穂)