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グリーントマトの子育て日記
朝のひとコマ
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小学校に入学して何とか一年が過ぎた娘。私に似て寝ぼすけだ。朝何度起こしても布団から出てこないのは私ゆずり。我ながら頭が痛い。
娘が毎日家を出るのは学校始業のわずか5分前。遅れていても意外と本人は平気そうに「いってきまーす!」と元気に出掛け、見送っている私の方を振り返りもせず、いちもくさんに駆け出していくのが日課だ。もちろんそんな時間に出て間に合うとも限らない。なのに、どんなに遅くなっても「もう遅くなったから行かない」とか「遅刻が恥ずかしいから行かない」など言ったことがない。そこが小さい頃の私と違うところ。遅刻という逆境にも何ともさらりとして前向きだ。まだまだ大きく感じるランドセルの他に水筒やら体操服袋やら給食袋やらいっぱいぶら下げて、遅刻なんておかまいなしに元気に走っていく後姿には頼もしささえ感じる。
そんなある日、その後姿を「急げ・・」と焦りながら見送っていると、しばらくして娘は急に立ち止まりゆっくりじわ〜っと歩き出す。遅くなっているのに何してるんだと、私は遠くからイライラ。そんな日が何日かあったある時聞いてみた。
「朝何でゆっくり歩き出すと?」
「だってハトさんがのんびり日なたぼっこしているのに走ったらびっくりしてかわいそうやろう」
私が焦っている朝の時間でも、娘の心はほのぼのしているんだなあと、呆れたような安心したような・・。怒るに怒れなくなった。
(志穂)