子育てサークル

 
グリーントマトの子育て日記
我が家の小さな住人

 息子小学四年生をもってはじめての挑戦をした。
 息子は毎年かぶと虫を飼って幼虫にするものの、そこから成虫にしたことがなく、必ずこの時期には全滅させてしまう。
 「土の入れ替えをしたらいいよ」
 ある人からそんなアドバイスを受け、今までやったこともない幼虫の土替えに親子でトライしてみた。
幼虫を入れた土をふるいにかけると、なんと、黒く丸いかたまりがコロコロと残っていくではないか!これが幼虫のウンコだという。ウンコだらけになると土に栄養がなくなり死んでしまうのだという。どこがお尻かわからないような幼虫がいっちょ前にウンコをするのか・・と、感心しながら、土を取れば取るほど中からウンコがどっさりコロコロ。そしてウンコにまみれて丸く縮こまっている幼虫を発見!そのドデカさに驚いた。私の親指以上の太さで丸まった姿は手のひらぐらいの大きさになる。プクプクと肥えたその不格好さが何とも愛らしい。それは意外にも、ふにゅっと柔らかく温かかった。その温かさはまぎれもなく小さな命だった。たらふく食べな・・と、新しい土を入れ、どんな顔でどうやって土を食べるのだろう?と、じーっと幼虫の顔らしき部分を見つめる私達・・・。
 息子とそんな発見や観察をしながら過ごした冬の午後。四年生ともなるとすっかり私と過ごす時間も減り、いつもなら休日は友達と遊びに出掛けて買い物にもついて来ない。しかし今日ばかりは、冬空の下、鼻水をすすりながら泥まみれになって温かい小さな命に笑い合った。
                                     (志穂)


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