子育てサークル

 
グリーントマトの子育て日記
再会

 子どもを持って、再び幼い頃の自分に出会う時がある。
 昨年の夏、小学2年生の息子がカブトやらクワガタやらバッタやらを捕まえ、秋にはコオロギを捕まえ育てていた。最初は「またこんなの採って……」と、横目で見ていた私も、いつしか息子と一緒に草を取りにいったり観察するようになった。そう言えば子どもの時、私も家の裏のぶどう畑でよくバッタを捕まえたりしたなあ……ふと、遠い記憶がよみがえる。「あ〜、バッタはこんな風にして草を食べていたっけ」「コオロギにはナスをやったりしてたよなあ」大人になっていく間に、草むらを走ることもなくなり、草の匂いもバッタやコオロギの存在も忘れていた。何だか置いてきた忘れ物を思い出したみたいで、懐かしい気分だった。「見て見て!すぐ食べ出したよ!」なんて、はしゃいでいる私を見て「ママの方が一生懸命やん」と、息子が笑う。
 こんな2人の子ども?!に育てられて、年を越した今、クワガタは冬眠中。バッタは夕飯の切れ端の野菜を食べながら未だに元気に暮らしている。

(志穂)



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