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グリーントマトの子育て日記
虹がでたよ |
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早いもので2003年も終わり。春には、ブカブカの黄色帽子をかぶり体が隠れてしまうようなランドセルをからっていた一年生の亮太は、今ではすっかり小学生の顔。どうなることやら……と思っていたが、どうにかなったようだ。
私が一年生の時、長い下校の道のりを一人で帰るのがとても心細かったのを覚えている。そんな時、遠くから母が迎えに歩いてくる姿が見えて、心踊る思いで駆け寄っていった。
わが子が小学校に上がり、再びその記憶が蘇ったのだ。私が迎えに行けば、さぞ嬉しかろう……。その予想は見事に外れた。「何で迎えに来るとお〜。自分で帰りたい」と……。
保育園時代は親の送り迎えがなければならなかったため、亮太にとって自分で帰るという初めての経験はワクワクしていたらしい。友達と喋りながら嬉しそうに歩いてくる。な〜んだ……と、ちょっと寂しくなった。
ところがある日、息を切らして「ママ!早く来て!」と、帰ってきた。何事かと思ったら、すごいものを発見したという顔で、目をくりくりさせて「虹!虹よ!」と、私を引っ張っていく。行ってみると、カラフルな虹が小学校の上から雲に渡って大きく伸びている。「ね、きれいやろう。ママに見せたかったっちゃん」。思わずその無邪気な笑顔を抱きしめた。
少し向こうでも、毎日一緒に帰っている亮太のお友達と、エプロン姿のお母さんが空を見上げながら立っていた。私達大人は、「子どもが呼びに来たもんだから……」と、お互い嬉しさをこらえきれず照れ笑いした。
子ども同士の世界へと一人立ちしていきながらも、大事な時には一緒に喜んだり泣いたり……それが親子なのかなあと感じた出来事だった。私と亮太をつなぐ虹は、ずっとずっと消えないままだといい。
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