重野正敏:代表質問その1
まず、市町村合併でありますが、多くの地域でその枠組みをめぐって紛糾し、混迷を深めております。その原因の一つに、県の指導力に問題があったのではないかとの指摘があります。この指摘を知事はどう受けとめられているのか、また今後の進め方に関する県の対応をお聞かせください。
 次に、地方制度調査会報告で指摘がなされたと言われております基礎的自治体としての十分な経営基盤を有しない小規模市町村に対する事務補完方式はどうあるべきかについてもお答えください。
 麻生知事:答弁その1

市町村合併の問題についてであります。市町村合併は、基本的に市町村の自主性を尊重しながら進めてまいりました。合併の機運は高まっておりますけれども、具体的な枠組みについての意見が分かれる、方向性が定まらないという地域も出てきております。県といたしましては、将来、評価されるような合併が実現できますように、今後もう少し踏み込んだ助言を行ってまいりたいというふうに考えております。
 その場合に、どうしても合併がうまくいかない小規模市町村が出てくるんではないかということであります。これに対しましては、国全体としましては事務を補完する仕方といたしまして、垂直補完と水平補完という考え方が出てきております。垂直補完といいますのは、県がこのような市町村の事務を分担をしていくというやり方でありますが、このやり方につきましては、自治体の本来のあり方から見まして非常に無理があるというふうに考えております。やはり、仮に小規模市町村ができた場合におきましても水平補完──周囲の市町村と協力しながら必要な能力を備えていくというやり方をとるべきであるというふうに考えております。

 重野正敏:代表質問その2
再質問の一点目は、合併問題であります。県は自主性を尊重するということで非常に都合のいい言葉を盾に、ほとんど支援という支援はあってないと思います。そのために非常に地域が、あるいは枠組みが混乱し、混迷をしているという状況にあって、いまだにまだその枠組みが決まらないというところが県内にいっぱいあるわけです。そういうところから、やはりそこでだれも旗振る手がない、あるいはリーダーシップをとる手がないというふうな場合に、地域から要請があればこれはやはり知事がみずから足を運んで火中に飛び込んでクリを拾う、あるいはそれをまとめるというその努力が私は必要じゃないかと思いますので、この点について再答弁をお願いしたいと思います。
 麻生知事:答弁その2
第一点目は、市町村合併についてであります。自主性尊重という名のもとに何もしないのはいかぬじゃないかということなんですが、ただ、この問題はやっぱり基本は自主性なんですね。やっぱりそれぞれの市町村が自分たちの将来をどういうふうに考えて、いろんな条件のもとで自分たちのパートナーを選んでやっていくかということは、やはりまずは自分たちでしっかり考えていくということがなければ、いろんな無理をしてやりましても将来うまくいかないし、かえっていろんなそごが起こってくるということになるというふうに考えられます。その意味で、県の態度は、やはり自主性尊重であるということでやってまいりました。ただその現状を見ますと、これもお話がございましたように、実際にはどういう組み合わせといいましょうか、枠組みでやっていくかという出発点のところから非常に食い違いが出ておるとか、そういうようなことも出ておりまして、具体的に進まないという状況になったり、あるいは一部のところではうまくいかずに取り残されると、将来これは非常に問題だというところもあるのは事実でございます。そのような実態につきましてはよく認識をいたしまして、地元の方で中心に検討をしてもらうんですけれども、進めてもらうんですけれども、いろんな要請なりがある場合、あるいはそれがない場合におきましても、どうしてもこれは必要だなと思う場合には、今よりももっと踏み込んだ形で助言をしてまいる考えでございます。